紀南病院看護部 特徴的な活動
がん患者と家族の会 「和みの会」
近年、がん患者が増加傾向にあり、またその治療法の選択肢も数多く様々です。そのため、患者さまや家族の方々から治療に対する不安や悩みを聞く機会が多くなってきました。「がんになってもこの地域の患者同士で語り合える場がない」。そんな不安を少しでも解消したいと、以前から常々考えてきましたが、平成21年1月、とうとう念願のがん患者さまと家族、遺族の方々のための「和みの会」が発足しました。３階中央（外科）病棟の師長と主任を中心として、病棟スタッフの力強い応援と三重大学の武田先生の協力により達成できたことです。
平成21年7月26日に第3回目を開催しましたが、当院に関わりのあるがん患者さまや家族、遺族以外の方々の参加もあり、参加人数は増加してきています。私たち看護職も、会の中で患者さまや家族の本音を聞く場面も多く、とても勉強させていただいています。会の維持運営にはまだまだ多くの課題がありますが、地域住民とのつながりを大切にしていきたいとの思いでがんばっています。
電子カルテシステム
平成17年12月に当病院に導入された電子カルテシステムは、実を言うと当初、私たち職員にとってかなりの不安のあるものでした。しかし、職員一人ひとりが団結し取り組んだことにより、途中でリタイヤする者もなく、現在では順調に機能しています。今後は電子化にした事により更に効率的で個別性を重視した看護を提供していきたいと考えています。