紀南病院看護部 部署紹介

3F中央病棟/外科・整形外科(ベッド数70・看護師36名)

部署紹介

私たち3階病棟は、昨年度外科、整形病棟が合併し1つの病棟になりました。外科ICU2床、整形外科ICU2床を含む全70床となっています。看護師数は師長1名、主任3名を含む36名、パート看護師3名、看護助手2名、補助婦3名、総勢44名で頑張っています。

1つの病棟とはいっても、現在は紀南病院本館立替期間中であり、病棟の改築工事がまだ出来上がっていないため、外科と整形病棟のナースステーションが分かれていて、外科、整形チームの2つのチームで編成されています。両チームの特徴として手術を受ける患者さまの看護を中心に、外科ではがん治療、ターミナル期の看護を、整形では骨折により運動機能が低下してしまわないようリハビリを行う患者さまの日常生活援助や退院支援を行っています。

新人看護師さんも毎年配属され、病棟スタッフ全員がプリセプターとコミュニケーションを取り合いながら、その人に合わせたペースで支えていくことを目標に計画を立て日々頑張っています。

今年度の病棟目標は「患者様の退院後の生活を視野に入れた看護を行う」です。この目標が達成できるようスタッフ全員が意識して行動できるよう頑張っていきたいと思っています。

4F中央病棟/内科(ベッド数53・看護師25名)

部署紹介

4階中央病棟は、病床数53床(ICU2床含む)からなる一般内科病棟です。主に、消化器、循環器、呼吸器疾患患者さまが入院されています。スタッフは、看護師25名、看護助手2名、補助婦1名で構成されていて、 看護体制は固定チームナーシングを取り入れています。

近年、高齢化社会に伴い、老々介護や独居老人家庭、施設入居者が増加する中、入院患者さまの高齢化が増々進んでいます。入院時から、医師をはじめ、地域連携室スタッフ、リハビリスタッフと連携し、患者さまが入院中、退院後もその人らしい日常生活が行えること、家族が安心して患者さまを受け入れられることを目標に、疾患だけでなく退院後の生活を視野にいれ、家族を含めてのケアに取り組んでいます。また、26年度は、「排泄ケア」に対する看護研究を行い、スタッフひとりひとりが看護の質の向上を目指しています。

4F南病棟/内科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科・脳外科(ベッド数43・看護師24名)

4階南病棟は、看護師24名、看護助手2名、補助婦1名のスタッフで構成されています。内科、脳外科病棟として43床で稼働しており、ICU5床を有し重症な患者さまを受け入れており目まぐるしく1日が過ぎますが、「毎日、笑顔で働きましょう」と、病棟目標を掲げ、スタッフが1つになり取り組んでいます。

毎年配属される新人看護師さんには、プリセプターを中心にスタッフが指導にあたり、プログラムに沿って成長のフォローを行なっています。新人看護師には、「生き生きと、楽しく、やりがいをもった看護師」になって欲しいです。

5F病棟/産婦人科・小児科・眼科・内科(ベッド数42・看護師16名・助産師4名)

部署紹介

5階病棟は産婦人科、小児科、内科、眼科の混合病棟です。当院は、2名の産婦人科医、4名の助産師、看護師が協力しながらこの地域の分娩を担当しています。小児科を掲げる病院として、リスクの高い分娩を受け入れています。分娩は母子ともに観察が必要で元気な赤ちゃんの顔を見るまで油断はできませんが、新しい命の誕生の喜びは何物にも代えられません。眼科は短期入院となりますので、眼科外来と連携をとりながら患者さまの状態を把握した対応に心がけています。

混合病棟は、看護師として様々な専門性を獲得でき、看護の視野を広げることができます。お産が減少傾向にある中、今年度は一つ一つのお産に大事に関わり、お母さんと赤ちゃんがベストな状態で退院ができるように関わって行きたいと思います。

回復期リハビリテーション病棟病棟(ベッド数40・看護師7名・介護士10名)

当病棟は平成27年4月に療養病棟より回復期リハビリテ―ション病棟に転換されました。スタッフは看護師8名、介護福祉士7名、介護士2名です。

回復期リハビリテ―ション病棟とは、急性期の治療を終えて、社会復帰・家庭復帰と寝たきり予防のために、患者さまの自立した生活に向けて集中的にリハビリを行う病棟です。日中は普段着で過ごし、洗面は洗面所で、食事は食堂で、又排泄はトイレで行い、自宅に近い環境でのリハビリが行えるよう目指しています。新館の4階にある病棟は海や山が一望できる最高のロケーションで、レクレーションを兼ねて、広い中庭では花作りを、明るい食堂では折り紙・ぬりえ・トランプなどのリハビリを患者さまとともに行っています。

医師や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、看護師・介護職員、医療ソーシャルワーカーなどの多職種、必要時にはご家族さまも交えて検討会を頻回に行い、情報共有や活発な意見交換をし、転倒・転落などの事故を防止しながら日常生活動作の向上に努めています。地域で唯一の回復期リハビリテ―ション病棟として、安全で質の高いリハビリ看護が提供出来るよう頑張っています。

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透析室(ベッド数23・看護師11名)

透析室は、ベッド数23床、看護師、臨床工学技士、補助婦のメンバーで、月水金(午前・午後の2クール)、火木土(午前1クール)の透析治療を行なっています。

人口の高齢化に伴い、当院で透析を受ける患者さまの介護度も高くなり、送迎や自宅での体調管理など、ご家族や介護ヘルパーさんらの協力を得ながら通院療法を続けられる方も多くなっています。高齢化・合併症を抱えたリスクの高い透析患者さまに対し、入室から退室までの安全を保障できる安全安楽な透析治療が提供できる環境・看護を常に心がけ、スタッフ一同で取り組んでいます。

手術室・中央材料室(看護師8名・パート看護師1名・補助婦1名)

手術室

当院手術室は、師長、主任各1名・看護師6名・パートの看護師1名、補助婦1名の計10名で稼動しています。

業務内容として、午前中は主に病棟・外来・手術部の器材の消毒、手術の準備、内視鏡の手伝い、午後からは手術室での看護業務を行なっています。又、夜間・休日の緊急手術に対し看護師2名にて待機制をとり対応しています。手術室対応科は、外科・整形外科・脳神経外科・婦人科・眼科・皮膚科で、月70〜80例の手術業務を行なっています。

本年度は、「手術を受ける患者、家族に安全で安定した看護を提供する」を部署目標とし、朝のカンファレンスや術前訪問の情報の共有をし、自己研鑽や体調管理をして心身共に能力を十分に発揮したいと思っています。

最近は内視鏡手術が増え、新しい機器・器具を取り扱う機会が増えています。術前は曇り・汚れ・破損などのチェック、術中は渡し方や組み立て方、術後は洗浄や片付け、廃棄の方法などをそれぞれマニュアル作成の検討中です。 また、手術部位感染を防止するためSSIを開始すると共にケアの改善を行っています。

最後に、当手術室にて治療を受けられるすべての患者様が、術前から術後までを通し、安心・リラックスして手術に臨める環境づくりを目指しています。その為にも、スタッフ一同が多忙などのどんな状況下においても楽しく仕事ができる雰囲気作りを大切にしています。

外来(看護師29名・補助婦8名・歯科衛生士2名・視能訓練士2名・眼科検査技師1名)

外来棟は平成14年に新館が完成し、毎日2名のボランティアの方に各科の案内や誘導、車椅子乗降時のお手伝いなどをしていただいています。1日の外来患者は約350名で、高齢者の方が多く受診されます。救急外来は24時間受け入れをし、外来看護師が当直業務を行っています。

全国的に医師不足は深刻な問題となっていますが、当院も例外ではありません。皮膚科、泌尿器科、神経内科、耳鼻科は医師等の引き上げで常勤医が不在となっています。また内科においても医師の不足により21年7月より初診外来が完全予約制となりました。しかし、内科は今後、初診・再診外来の幅を徐々に広げて一人でも多くの患者さまの診察ができるように検討しているところです。さまざまな問題を抱えながらも、私たち看護師は医師や他部門との連携をはかり、患者さまが安心して診察、検査、治療を受けていただけるよう努力し、患者さまの声に耳を傾け、笑顔を忘れず地域に密着した病院として看護を提供していきたいと思います。

医療安全推進室・感染対策室(看護師各1名)

部署紹介

平成25年に医療安全推進室が設置され、医療安全管理者として専従で看護師が配置されています。以前、医療事故はあってはならないものだと考えられていましたが、間違いを起こさない人はいません。もちろん医療事故はあってはならないものですが、人は誰でも間違えるという事を前提に取り組むことが重要だと考えています。医療事故が発生した場合、直ちに最善の処置をし、本人・家族に十分な説明を行いますが、事故を起こした個人を責めるのではなく、背景やシステムを検討しなければなりません。そのためにも普段から医療事故や事故を起こしそうになった経験を集め、分析、検証、見直し、評価を行い事故につながらないように取り組んでいます。→医療安全推進室のページへ

感染対策室は、感染管理認定看護師1名が専従で従事しています。患者さまはもちろんそのご家族およびご来院者、そして職員など様々な方々を対象に感染管理の専門的な知識・技術そして経験を活かし、安全な病院環境を整えていくことが役割です。感染対策は一人で行うものではなく、院内感染対策委員会や感染対策チーム、リンクスタッフのメンバーと共に職種や部門を超えた横断的な活動をしています。

きなん苑(入所100床・通所20名・看護師10名・介護士33名)

部署紹介

介護老人保健施設とは、要介護者に対し、看護、医学的管理下での介護、リハビリテーション、必要な医療、日常生活上の世話を行い、家庭生活への復帰を目指す施設です。

私たちは、当苑の基本理念である「この地域に暮らす人々に対し、安心して生活して頂くために医療・介護・リハビリテーションサービスを提供していきながら、公立の介護老人保健施設として、良質で多様なサービスを構築していく」を念頭に置き、医師、看護師、介護士、リハビリ、相談員、介護支援専門員、管理栄養士など他職種が連携する事で、利用者様の「自分らしい生活」を支援し、安心した在宅復帰を実現できるよう努力しています。また、利用者様が在宅へ戻った後も、通所リハビリ、訪問リハビリなど継続的にサポートする事で、住み慣れた地域での生活を続けられるよう援助しています。

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