部署紹介
本館病棟本館病棟は、急性期病棟として主に内科・脳神経外科の受け入れを行っています。
内科では肺炎や尿路感染、心不全の受け入れが多く、NPPV、NHF、リザーバー等の呼吸管理の対応も多く行っています。幅広い知識と看護技術が必要とされるため、勉強会の開催や病院内外への研修に参加し個々のスキルアップにつとめています。
脳神経外科では脳血管疾患をもつ患者さんの治療サポートや手術前後の看護を行い、早期退院に向けての取り組みを行っています。また身体機能低下がある患者さんには、在宅復帰を目指した回復期リハビリテーション病棟の調整や、在宅や施設への移行準備として地域包括ケア病棟への調整を行っています。患者さんに寄り添った診療やケアが行えるよう多職種と連携し、日々カンファレンスを行いながらスタッフみんなで取り組んでおります。
地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟は、急性期や在宅療養中の患者さんに対して、在宅復帰に向けての支援や準備を行う病棟です。
入院期間は最長60日以内となっており、医師・看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカー等の多職種連携を行い、復帰支援や退院調整、緊急入院等の受け入れを行っています。また、他の医療圏で急性期治療を受けた患者さんが、住み慣れた地元での復帰支援を進める役割を担い、在宅介護をされている家族の負担軽減や在宅医療を支援することができるようレスパイト入院も進めています。
4階病棟
4階病棟は消化器外科、整形外科、泌尿器科、歯科口腔外科、小児科、眼科の混合病棟となっています。
毎日、各科によって様々な処置や手術があるため、患者さんが安心して治療・ケアを受けられるようチームで検討し、明るい雰囲気の病棟づくりを心掛けています。
消化器外科ではがん患者さんが多く、患者さんが抱える苦痛に多方面から目を向け、その人らしい生活ができるよう多職種と連携をとりながらすすめていきます。
整形外科では周術期から早期離床、リハビリテーションをすすめ、歯科口腔外科でも全身麻酔下で親知らず(水平埋伏智歯)に対する手術、泌尿器科では前立腺肥大、前立腺がん等の検査、眼科の白内障等の手術が行われており、どの診療科でも退院後の生活を見据えた関わりに取り組んでいます。
さらに小児科では小児と家族の気持ちに寄り添い、入院生活で不安がないような関りが持てるよう心掛けています。
多くの診療科がありながらも、早期回復を目指しよりよい看護の提供を行っていきたいと思います。
回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟とは、急性期の治療を終え、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元に近づけるためのリハビリテーションを行う病棟です。疾患や状態により入院期間が定められています。
患者さん一人一人に合わせた計画を立て、専任のスタッフによるリハビリテーションを実施し、各職種がチームとなり医療・介護を行い脳障害や運動マヒをはじめとする後遺症の回復や日常動作の改善・向上をめざします。
患者さんが快適な日常生活を送ることができるよう、身体機能の活性化、コミュニケーション目的に手作業などレクリエーションを取り入れ、楽しみながら過ごしています。
また、退院後をイメージして自宅での薬の管理が適切に行えるよう、その人にあった方法で訓練を行っています。
回復期リハビリテーション病棟では、在宅復帰や社会復帰を実現するまで、各分野のスペシャリストたちが段階に合わせて適切なサポートを行っています。
外来
1日の外来患者は約350名で、高齢者の方が多く受診されます。救急外来は24時間受け入れをし、外来看護師が当直業務を行っています。
全国的に医師不足は深刻な問題となっていますが、当院も例外ではありません。皮膚科、脳神経内科、耳鼻科は常勤医が不在となっています。
私たち看護師は医師や他部門との連携をはかり、患者さまが安心して診察、検査、治療を受けていただけるよう努力し、患者さまの声に耳を傾け、笑顔を忘れず地域に密着した病院として看護を提供していきたいと思います。
手術室・中央材料室
当院手術室は4室あり、(うち1室はクリーンルーム)外科・整形外科・脳外科・泌尿器科・眼科・口腔外科の手術対応を行っています。
私たちは、目標に「患者の安全を守る手術室看護の提供」を掲げ、地域の皆様が安心して手術・治療を受けられるよう周術期看護に取り組んでいます。
手術前にはできる限り病室を訪問し、麻酔や手術に関する説明や患者様個々の状態を把握する術前訪問を行い、手術中に寄り添うことで、患者様の不安が和らぐよう努めています。
また、スタッフ間のチームワーク・コミュニケーションを大切にし、働きやすい環境作りを目指しています。
中央材料室では、病院内の手術や検査、処置などで使用する医療器材を管理しています。
病院内で使用した医療器材を回収し、洗浄から滅菌、供給までを行っています。一連の工程は「医療現場における滅菌保障のガイドライン」に沿って実践し、作業者の感染防止と洗浄品質の安定の観点に立って取り組み、器材の用途に応じた適切な処理を行っています。中央材料室は医療行為を行う上で欠かせない部門であり、各部署と連携することで院内感染防止の役割を担うと共に滅菌の質の向上に努め、安全・安心な医療器材の提供を心掛けています。
透析室
透析室は、看護師、臨床工学技士、看護補助者のメンバーで、月・水・金(午前・午後の2クール)、火・木・土(午前1クール)の透析治療を行っています。
全国的に透析を受ける患者数は増加傾向にあり、高齢化に伴い介護度も高く、送迎や自宅での体調管理など、ご家族や介護ヘルパーの協力を得ながら通院療法を続けられる方も多くなっています。入室から退室までの安全安楽な透析治療が提供できる環境・看護を心がけるとともに、透析中の運動療法やフットケアなどにもスタッフ一同で積極的に取り組んでいます。
きなん苑
介護老人保健施設とは、要介護者に対し、看護、医学的管理下での介護、リハビリテーション、必要な医療、日常生活上の世話を行い、家庭生活への復帰を目指す施設です。
私たちは、当苑の基本理念である「この地域に暮らす人々に対し、安心して生活して頂くために医療・介護・リハビリテーションサービスを提供していきながら、公立の介護老人保健施設として、良質で多様なサービスを構築していく」を念頭に置き、医師、看護師、介護士、リハビリ、支援相談員、介護支援専門員、管理栄養士など他職種が連携する事で、利用者様の「自分らしい生活」を支援し、安心した在宅復帰を実現できるよう努力しています。また、利用者様が在宅へ戻った後も、短期入所療養介護、通所リハビリ、訪問リハビリ、居宅介護支援など継続的にサポートする事で、住み慣れた地域での生活を続けられるよう支援いたします。
病棟再編成
平成28年4月から新本館が使用開始となって新しい病棟がスタートしたのを受けて、紀南病院では病棟の再編成が行われております。旧館も順次改装を行い、それに伴い随時病棟が動くことになるので、上記看護部部署紹介中、病棟については暫定の区分となります(ベッド数・スタッフ数も随時変動しますので、現時点では記載していません)。
募集・お問合せ先
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募集についてのお問合せ先
〒519-5293
三重県南牟婁郡御浜町阿田和4750 紀南病院 総務課
電話:05979-2-1333(総務課庶務係)
メール:soumuka@kinan-hp-mie.jp